結論から先にお伝えします。MUFA値62%・脂の融点13℃という数字は、「霜降りなのに胃にもたれない」「口に入れた瞬間にするりと溶ける」という体験を、科学的に裏付けているものです。
鹿児島天文館の熟成焼肉Gyudo!(ギュウドウ)では、自社牧場「さつま福永牧場」が育てた黒毛和牛「さつま福永牛」だけを提供しています。オーナーの福永充は、繁殖から肥育・加工・販売・飲食まで一貫して手がける六次産業経営者であり、人工授精師の資格を持ち、畜産業に携わって34年のキャリアを持ちます。その牛づくりへの姿勢が、この数字に凝縮されています。
「脂の品質」は、見た目の霜降りだけでは語れません。この記事では、MUFAという指標が何を意味し、さつま福永牛の数値がどれほど異例であるかを、具体的なデータとともに丁寧にひもといていきます。
こんな方におすすめ
- ✅ 和牛の「良い脂」と「くどい脂」の違いを知りたい方
- ✅ MUFA値や融点という言葉を初めて聞いた方
- ✅ ギフトや接待で「なぜこの牛なのか」を語れる根拠を持ちたい方
- ✅ 霜降り和牛が苦手・胃もたれしやすいと感じてきた方
- ✅ 鹿児島の黒毛和牛を産地の視点から深く理解したい方

MUFAとは何か。脂の「質」を決める数字
MUFA(ムファ)とは、Monounsaturated Fatty Acid――一価不飽和脂肪酸の略称です。オリーブオイルに豊富なオレイン酸がその代表格で、「体に良い脂」として広く知られています。
牛肉の脂の中でも、このMUFAの割合が高いほど、脂が融けやすく、さっぱりした口当たりになるとされています。また、同成分は胃への負担が少なく、悪玉コレステロール(LDL)を下げる働きがあるとされており、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」でも脂質の質としての重要性が示されています。
さつま福永牛のMUFA値は平均62%(2026年現在)。これは、和牛の平均的な数値と比較して、際立って高い水準にあります。一般的に黒毛和牛のMUFA値は品種・飼育方法によって幅がありますが、さつま福永牛の62%という数字は、国内トップクラスの脂質特性として評価されています。
数字だけではピンとこない方のために、もう少し言い換えてみましょう。「霜降り和牛なのに、食べた後に胃が重くない」「脂がくどくなく、最後の一切れまで美味しく食べられる」——これが、MUFA62%が食卓で意味することです。
融点13℃という数字が示す「口溶け」の科学
もうひとつの指標が、脂の融点です。さつま福永牛の脂の融点は13℃。これは、「体温(約37℃)どころか、少し温まっただけで溶け始める」ということを意味します。
和牛の脂の融点は一般的に15〜20℃とされており、さつま福永牛の13℃はその下限をさらに下回ります。口に入れた瞬間に体温で瞬時に溶けるため、脂が「口の中に残る」という感覚がほとんどありません。食後の口のべたつきが少なく、もたれにくいという感覚は、この融点の低さに起因しています。
このMUFA値と融点の組み合わせは、飼料設計と飼育期間の積み重ねによって初めて実現するものです。福永牧場では、肥育後期に大豆・米ぬかを蒸してつくる「炊き餌」を独自に給餌しており、この丁寧な給餌管理が脂質特性に大きく寄与しています。「牛を育てること」を34年間続けてきた福永充の経験知と、ICTセンサーによる精密畜産の掛け合わせが、この数字を生み出しています。
✓ ここまでのポイント
- MUFA(一価不飽和脂肪酸)の割合が高いほど、脂の口当たりがさっぱりし胃への負担が少なくなる
- さつま福永牛のMUFA値62%・融点13℃は国内トップクラスの脂質特性であり、「くどくない霜降り」を科学的に支える数字
- この品質は独自の飼料設計・34年の畜産経験・ICT精密管理という三つの要素によって支えられている
品質を証明する「受賞歴」という客観的な事実
数字には、それを証明する外部評価が伴って初めて説得力を持ちます。さつま福永牛の品質は、業界の権威ある場でも繰り返し評価されてきました。
2013年(平成25年度)、全国肉用牛枝肉共励会において名誉賞(最高賞)を受賞。これは全国の和牛生産者が技術の粋を競う場で、頂点に立ったことを意味します。さらに、全国肉事業枝肉共励会でのグランドチャンピオン獲得は4回。直近では2025年にも最高位を獲得しており、一時的な品質ではなく「継続して最高水準を維持できる生産体制」であることを示しています。
A4等級以上9割という年間安定維持も、この牧場の一貫した管理水準を物語っています。約1,850頭を飼育し、年間約600頭を出荷する規模でありながら、等級の安定性を保つことは容易ではありません。繁殖から肥育・加工・販売・飲食まで自社完結する六次産業化の仕組みが、品質管理の一貫性を可能にしています。
「鹿児島で牛の畜産をやっている友人から紹介。都内でこれだけの肉なら2倍以上のお会計のはず。本当に連れてきてもらって良かった」
TripAdvisorより(旅行者のレビュー)
この口コミが示しているのは、「価格」ではなく「価値」の話です。牧場直営だからこそ流通コストを極限まで削減でき、都内の高級焼肉店と同水準の食材を鹿児島の適正価格でお届けできる。その裏側にMUFA62%という数字があります。
「良い脂」を食卓で感じるために。さつま福永牛の食べ方
MUFA値が高く融点の低い脂は、「脂を感じさせない脂」とも言えます。この特性を最大限に引き出すには、適切な焼き加減と温度管理が鍵になります。
天文館の熟成焼肉Gyudo!本店では、本店店長のマエが各テーブルで焼き方の案内を行っています。関東の大手スーパー精肉部での経験を経て、鹿児島へUターン後に株式会社牛道に入社したマエは、肉を「見る目」において格別の経験を持つスタッフです。その彼が言うのは、「さつま福永牛は塩とわさびで、熱を通しすぎずに召し上がるのが一番美味しい」ということ。融点13℃の脂は、ほんの少しの熱で十分に溶け始めます。焼きすぎると、せっかくの脂質の特性が失われてしまうのです。
個室焼肉 牛道はなれでは、専属の焼き手がアテンドし、最良のタイミングで最高の状態の肉を提供します。「焼き加減を心配せず会話に集中できる」という空間設計は、さつま福永牛の脂質特性を余すことなく楽しんでいただくための配慮でもあります。
「焼きすき焼きは牛の旨味が凝縮した最高の一皿。シャトーブリアンはお口でとろける」
食べログ(はなれ)より
「お口でとろける」という言葉は比喩ではありません。融点13℃という数字が、食卓で体験として現れた瞬間の言葉です。
ギフトや接待で「なぜこの牛なのか」を語れること
MUFA値・融点・受賞歴という数字を知っていると、贈り物の場面でも、接待の席でも、「なぜこれを選んだか」を具体的に語れます。
さつま福永牛のオンラインショップ・食べチョク(評価4.9点)では、化粧箱・のし対応のギフトセットとして全国配送が可能です。「産地直送」という一言だけではなく、「2025年全国グランドチャンピオン・MUFA値62%の黒毛和牛を送った」という語れる背景が、受け取る方の感動を一段上げます。
接待の場で「一般的な高級焼肉店と何が違うのか」という話題は、会話の糸口にもなります。完全個室でご提供する個室焼肉 牛道はなれのコースでは、スタッフが各部位の特徴・牧場のストーリーを自然にご説明します。「なぜこの店を選んだか」——その問いに答えられる素材が、食事の前からすでに揃っています。
まとめ:数字が物語る、一頭の牛への誠実さ
MUFA値62%・脂の融点13℃。これらは、検査機器が弾き出した数字ではありますが、その背景には34年間にわたる畜産への誠実な向き合い方があります。地元農家産のワラと独自の炊き餌、牛舎に流れるジャズとクラシック、ICTセンサーによる毎日の体調管理——すべてが、この数字に向かって積み重なっています。
「一頭飼い→一頭売り」という言葉は、牧場オーナー福永充の経営哲学であり、一頭の命を丁寧に、余すことなく価値にするという思想の表れです。その牛を自分たちの店で、自分たちの手で提供できること。それが、天文館・熟成焼肉Gyudo!という場所の本質です。
ぜひ一度、数字を舌で確かめにいらしてください。本店カウンターでもテーブル席でも、個室焼肉 牛道はなれの完全個室でも、お客様のシーンに合わせてお待ちしております。ご予約・ご相談はお気軽にどうぞ。
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